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2018/01/31

大世界のクラブ連合コンテストのお誘い (兼・R-CW-C 年間行事カレンダー)

わたしは植村直己や堀江謙一等の、いはゆる遊びの冒険家は大キライなのですが、、、なぜなら自己満足が世間迷惑なだけなので、、、

で、




長らくのご乗車のブーベチームご一行様、ほぼ予定通りに日野美歌・氷雨のブーベに到着なされたようで、先ずここまではOKですが、

わたしがベタンソス号のキャプテンだったら、帰りを考えて、いつ霧が晴れるか解らない山にヘリなんか飛ばさない。安全な岩場に変更、7メガと14メガの2バンドだけコンパクトシャックに変更だ。


そんななかで、お知らせが届きまして、


Contest "The UNION of CLUB`S" - 2018・・・R-CW-C

って、、、





ブーベみてえに荒れ狂う冬の暗闇の海から怒濤の三馬身がこっちに向かって襲いかかってくる、疾風怒濤の、こんなものすげーデザインのCertがもらえるらしいですが、

わたしは自分の所属するR-CW-Cからお誘いを受けましたが、QRZ.ruコンテストサイトでのルール。これARCKが主催なのかー。

ロシアコンテストの例に漏れずやたらと細まけえよなルールなんでよく読んでないですが、クラブユニオンてなに?、っていうと、JARLでもヒョットコDXクラブでもなんでも宜しいが、つまり世界のクラブ対抗コンテストらしい。

現在、わたくしがメインに活動してると言いますとR-CW-CとCWOPS、東西両巨頭体制のCWクラブですが、イソポ物語におけるヒキョウなコウモリ状態であって、あっちには哺乳類だけど、こっちには鳥さん、、


、、まるでオリンピック開会式に、「韓国を叱りつけに行く!」と称して、アメリカとソ連と中国に焼きそばパン買いに行かされてるだけの安倍晋三みたいじゃないか!!

この冬期世界対抗オリンピック、「ロシア個人チームで参加すれば呉れてやるぜ!」、っていうことなんでしょう。

ロシアアワードの中でも相当キテるデザインなので、ぜひひとつもらいたいものですが、政治的判断が難しいところ、

同日には黒海アマチュア無線クラブ主催のBlack Sea Cupがあります。ブーベがまだ出てなかったら出ることにしましょう。


==
先のR-CW-C 4シーズンズ賞状を送ってきたRM4C、セルゲイに、「R-CW-Cの年間行事を教えろ!」、って返信したら、すぐ返してきてくれたので、覚えとしてここに記す(飛ばしてはならない4シーズンズは、忘れないように赤文字)。

January 06, 2018 – Contest on a cup of "R-CW-C" - "4 SEASONS-2018" (a winter stage);(済)
March 03, 2018 – Contest "Familiar expressions";
March 04-10, 2018 – Days of activity "Look for the woman";
April 18, 2018 – Day of activity "The international Day of radio fans";
April 29, 2018 – Contest on a cup of "R-CW-C" - "4 SEASONS-2018" (a spring stage);
May 02-10, 2018 – "We remember days of activity …!" - within the Memorial "Victory-73";
May 07, 2018 – Day of activity "Day of Radio";
May 19, 2018 – Day of activity of memory of Samyuel Morse "... Your affairs, My God are wonderful!";
June 30, 2018 – Contest on a cup of "R-CW-C" - "4 SEASONS-2018" - (a summer stage);
July 20-23, 2018 – A meeting of fans of telegraph and R-CW-C club" - Anapa, St. Blagoveshchensk;
On July 20 - on August 4, 2018 – Days of activity "A cable marathon of R-CW-C - 2018";
September 08, 2018 - Contest "RCWC-RPX Contest";
October 06, 2018 – Contest of "Radio Retro";
October 07-20, 2018 – Days of activity "Birthday of R-CW-C" club (8 years);
October 27, 2018 – Contest on a cup of "R-CW-C" - "4 SEASONS-2018" (an autumn stage);
December 06, 2018 – Contest "R-CW-C Mini-test;
December 29, 2018 – The R-CW-C Championship within the Contest of the Memorial of "RAEM".

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2018/01/30

IBP/NCDXF ビーコン スキマ捕捉の解析結果・2017年12月

もう1月も終わりですが、師走のデータ、遅まきながら出しました。

JF2IWL-#スキマが2017年12月に捕捉したIBP/NCDXFビーコンの捕捉結果

http://59925.org/sh5/jf2iwl/2017/2017_ibp_ncdxf_beacon_skimmer_reception_12_jf2iwl_s/index.htm

捕捉数は10月の4,500回から~11月=3,000回、そして12月は2,000回とダダ下がりです。

日射が無いと電離層が無くなって、途端に取れなくなるので、だいたい夜明けの22Zから長くとも09Zまでしか取れてません。

バンド内訳。



ついに28メガ死亡。14メガが全体の2/3を占めるやうになりました。

捕捉ビーコン内訳。



こらこらYB4GWA/Bとか国際ビーコン周波数で勝手にやってるの誰だよ?、

っていうと、Dr. Drs. H. Zulkifli Djamin, MMっていう、むやみに多くの学位持ってるひとでして、

彼は以前にもやらかしてたのを私が見つけて国際機関(IBPビーコンプロジェクトですが)を通じてご注進申し上げて止まったんですけど、好奇心で1日だけ出たようです。しかたねえなこれは。


で、9月からやってきたIBPビーコンDXCCチャレンジは、




奇跡のワンチャンで21メガのCS3/Bが取れまして1upです。

ビーコン補足DXCC世界ランキングは、



上位局の順位変動は無いようで、世界2位をキープしていました。トップオナーロールのOH6BGはTH7-DX八木使ってズルしててはあかんぞ!

よく、景気付けのために、「明けない夜は無い!」、「夜明け前がいちばん暗い!」、等と申しますが、自然とは良くしたもので、歴然と日は延び、いよいよ光の春の2月、




ムーミン谷でも、ゲタが火を噴く第一話、春を呼ぶブーベ火祭りの季節です。

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2018/01/29

【臨時特番】 ブーベ3Y0Zの伝搬参考に、ドイツ南極基地 DP1POLの伝搬見るサイトを作りました

ブーベ情報ワールド版には28日の情報として、


We have not restored our maritime mobile stations, due to difficulty in securing the equipment to prevent damage.






5mもの高波でグワングワンに揺れるマザーシップ・ベタンソス号。

すべてのモノが転がり落ち、アンテナやられ、また、いよいよ上陸準備でMM運用は終わりとの由にて。

そういうことで、これまでは3G9A/MMステーションを追っかけていましたが、ちょうどFT8クラスタも公開されたこととて、伝搬の参考にと、ブーベ島のすぐお隣、

いまFT8モードで異常にアクチブなドイツ南極基地・DP1POLの伝搬見るサイトを立ててみました。

QRV状況を見ると、いくらヒマとはいえあまりにヒマすぎる。じつはむじん君ロボットオペかもしれん。


View Propagation of DP1POL German research station "Neumayer III" in Antarctica
http://59925.org/view_propagation_of_dp1pol

15Zのようす。




サンデーモーニング張本の見事なスプレー打法だ。

これ見て解るのは、やはりいくらSNRバツグンのFT8モードとはいへ、「14メガは夜側には飛べない」、っていうことです。

これ↓は時を同じうした、「世界のFT8ステーションから補足されたJA局」ですが




14メガは死んでて7メガがメインです。

そしてこちら朝8時半、




グレイラインに沿ってJAにも飛ばしてきました。そしてやっぱり夜側のEUには飛んでません。

これらのことはDP1POLの生ログを解析してみた結果と、おおむね一致します。やはり14メガも、こちらの朝のグレイラインパスが良いのではないか?


・・・そして運用を終えた3G9A/MMの補足解析の最終結果を出しました(SH5コンテストアナライザに依る)

http://59925.org/sh5/jf2iwl/2018/2018_3g9a_mv_betanzos_maritime_mobile_station_skimmer_captured_worldskimmers/index.htm

わたしもスキマで参戦、ビームをベタンソス号方面に振っていましたが、JA局はだれも捕捉できず。これはフラッタがあったのかも。

ここで特筆すべきは、飛びにくそうなアジアの奥なのに、双方が同時グレイラインに乗るチャンスのある、クラスノヤルクス・R0BB-#が異常によく取っていることです。

で、

Our forecast is for moderate snow ahead, followed by clearing. Icebergs remain visible but have decreased in number.

どうやら難所は切り抜けたようですが、一難去ってまた一難、





「ブーベ島は火山である」、っていうことに思い至れば当たり前でしたが、あそこはプレートの真上に乗ってるんだ。近所でM5.4の地震が発生。


危なければ上陸せずに戻ってもらっても良いんで、命がいちばんの大事ですよ。

これが過去のペディの岩場ならまだ良いんですが、群馬で何の前触れも無く火山が爆発など、世界各国で大災害が盛んな今、

なんのワナがあるか解らない火山島の夏の雪原にシャック建設は、たいへん案じられます。今から考えれば、浮かれておらずに、コンパクトなペディにすべきでした。

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2018/01/28

賞状三題 OK-OM DX Contest CW 、UBA DX Contest CW、R-CW-C 4 Seasons Winter stage あと参加賞ひとつ

それぞれ結果が出ているのを知りましてダウロしました。

OK-OM DX Contest CW

DX参加局で、部門15局参加中の13位





この落ち着いて爽やかな薄青の色遣いと、簡素なデザインが抜群にキレる。

チェコスロバキヤ絵画で有名どころと言へばミュシャですが、実物みたら、アールヌーボー的、いまいちえげつない感じでしたが、なんちゅうか、そこに共産勢力が乱入して生まれた感じの清々しいアワードです。

当事者はたいへんな目にあったでしょうけど。

ログチェックレポートも見られるようになってて、



奇跡の減点無し。


UBA DX Contest CW



こっちは世界133位のJAで3位。

毎年同じデザインですが、なぜEUの地図?、

っていうとベルギーにはEUの本部がありますから、自国を赤にして目立たせ、「俺らがEUの中心なんだぞ!」、という、メッセージ性の強いデザインになってます。


R-CW-C 4 Seasons Winter Stage



1月第1週に開催されたやつ。日本のナマヌルイよな寒気どころではない、激しくシバレるロシヤの冬が迫力です。

毎年、「枠」がどういうのなのかが興味深いアワードですが、やはり日本には無い、なんとも言えない味わいです。


なお、東欧的に大好きなHA-DXはもらえなかったようですが、定期PDFググル検索したら、こんなもんが落ちてまして、



電信電話記念日コンテスト参加賞(景品欲しさ)

センス皆無。

しかし全国的に問題となつている、NTTコム代理店からの、ひつこい光電話勧誘ですが、

毎日毎日あまりにひどいので、一昨年に自分の研究室が消滅、

現在NTT本社の追い出し部屋で新聞の切り抜きやってる高校の同級生に、「お前のとこの社長にお前の名前出して言いつけるぞボケナス!」、と脅迫して止めさせましたが、、


休眠電話番号開放へ 総務省、携帯料金値下げ促進も期待・・・さんけいビズ

ナメとんのか、こら。

35年前に取ったままでバックレている施設負担金の8万円、代理店に撒いておらずに、利息付けてこっちに即刻返すように。

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2018/01/27

ついにFT8クラスタの公開に係る人工知能シンギュラリティと、FT8モード運用形態の今後の未来について

むやみに難しいタイトルを付けてしまひましたがそういうことです。


今年はAI元年といふことらしいのでして、

社員に「クビ」を宣告したのはAI上司だった…記者も接客もAIが人間の仕事を奪う時代がすぐそこまで来ている・・・しゃんけい新聞


クビを洗って追い出し部屋で待って居られる、使えないかたがたが多数なきょうこのごろですが(わたしの同級生は全員がそう)、

FT8モードが出現して以来、「アマチュア無線技士」の職を追われたかたもまた多いと思われます。

わたしはこの世から早期退職して隠居したのでまったく関係無いですが、、。

そしてここに来て、ドイチェチームから、待ち望まれていたFT8やJTモードをも含んだクラスタ、、、これは、旧来のPSKRやHamSpotsに依る目視ではない、通常のクラスタですが、、

、できあがっていることを知りまして、伝搬見るサイトに噛ませてみました。





わずか10分ほどで、あっという間に青(14メガ)と赤(7メガ)と緑(21メガ)と黄色(10メガ)の毛糸玉こんがらがり状態。

マップのセンター、1本だけ波平さんの髪の毛みたいに立っているのは、ただいま大波に揉まれて全員がゲロゲロ、MM運用どころでない3G9A/MM・ベタンソス号なんですけど、それにしてもすげートラフィック量だ。

これを、「各国のステーションに補足されたJA局」だけにフィルタしてみても、



毎日がWWDXコンテストお祭り状態。

そりゃ当たり前であって、これまでは、スキマステーションといふもの、せいぜいが世界に150箇所だつたのが、FT8、JTモードでは、常に1500~2000局のアクティブ局全員がスキマなんですから、

それら全員がPSKRにデータを送れば、交通量はいままでの100倍以上にもなったろう。

そのとおりに、ターミナルソフトで眺めてると、FT8の文字がズラーー並ぶ中で、CWは平均して50回に1回くらい?、そんなもんです。

この現状を見れば、

技術的特異点・・・ウキペデア

またはシンギュラリティ(Singularity)とは、人工知能(人工超知能、汎用人工知能、AGI)の発明が急激な技術の成長を引き起こし、人間文明に計り知れない変化をもたらすという仮説である。



っていう意味が、ようやく実感としてヒシヒシと理解されるわけです。

「こんなものアマチュワムセンじゃない!」、等と、お怒り、またお嘆きの貴兄も多数なようですが、泣き言を言ってても始まりませんから、ここはひとつ逆に、ハイテクを上手く利用してやろうっていうわけです。

で、せっかくやるなら2VFOの2バンドではもったいない、用意するのは、



ベタンソス号でもご利用の4枚仕立て、Flex6500がお買い得です。

もっとバンド数が欲しいとおっしゃる欲深なかたには、8スライスの6700も御座います。マエストロ仮面はお好みで。

FT8のSNR深度は八木のゲインなんか軽く凌駕しますから、アンテナはマルチバンドのダイポールかGP程度で良いでしょう。

マルチバンド同時シーケンス送信したいかたはその本数分上げれば良いだけです。そして高価なゲタは不要になりました。

次、マルチバンドFT8運用に必要なマルチオペレータですが、






ありがたい千手観音でも座らせて置けば良いでしょうが。


まあ普通にはAIロボットです。すでにWSJT-Xはオートマオペが可能なのですから、どれかひとつのバンドでCQ出しながら、他のバンドはぢっと受信、

ニューワンが出たらアラートが鳴り響き、即座にQSYしてオートマで獲物をさらい、Logger32にログられて

~LoTWとeQSLにアップ、DXCCなどのアワード・ステッカーは株券といっしょ、完全電子化、手元に欲しければ署名付PDFかXPSファイルを有料で、

、っていう、まあ10年ほども電源入れっぱなしで寝かせて置けば、オナーロール程度は軽く取れるでしょう。

人工知能のおかげで、巨大アンテナが飛ばされてタワーに上ってメンテとか朝早くからシャックに張付なんていう不健康な情けない時代は終わり、、これからむしろ、人間らしい生活に戻るのです。

なほ、わたくしが本業としている旧弊手作り陶器製造業ですが、






この窯詰め工程だけ取ってみても、位置と温度、高さを揃えて稠密に入れつつ、物の形によってさまざまに変えてある、うわぐすりの厚みと発色を瞬時に判断、爆速でスタック、以下、、

ほとんどサーカスにも近い芸当を人工知能に教え込むには、私が生きた時間と同じ、約50年を要することが判明しましたので、いちおう安心したですが、、

じゃあ人工知能が発達した際に、これらを買ってくれるヒト、あるいは人工知能さんでも良いですが、、それって存在するのかしら?、っていうと、まったくおぼつきません。

まあ明日は明日の風が吹くだろう。

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2018/01/26

【日刊競馬新聞社・外ウマ大予想論文!!】 ブーベ3Y0Zの伝搬予測とFT8の可能性についての考察


緒言

高山本線・特急ワイドビューひだよりも危ないモーレツスピードで南ゲルギア島130Rをフルスロットルでぶっ飛ばし、

流氷シケインを物ともせず疾走する特別快速超特急特攻野郎チームブーベF1・ベタンソス号ですが、到着予定時刻は1月30日の現地時間午前7時になります。

ではお船を待つ間、JAからブーベ島3Y0Zへの伝搬ソトウマ大予想を行つてみようかしらと。


仮説

HF伝搬のきほんとして、



これは1月22日の06JST、世界各国のスキマにより捕捉されたJA局、

、、およびJAスキマに捕捉されたDX局をJAセンターの大圏マップにプロットしたものですが、青は14メガ、赤は7メガです。

こちら真冬、かつ太陽黒点が皆無な今の状況では、遠方への伝搬は、通常は、このように、14メガはグレイラインに沿った日中側、7メガはグレイラインに乗った時の夜側にしか飛びません。

これを証拠立てることとして、



この図はベタンソス号マリタイムモバイル、3G9A/MMの捕捉状況ですが、同様、グレイラインに乗った瞬間に、14メガはグレイライン沿い、7メガは夜側のEUへ飛んでいます。

そして双方が日中、もしくは双方が夜部分に入り込んだら、夜の地を這う10メガを除いたどのバンドに於いても遠方へは飛びません。

このことはJAにおいては、一般的にハイバンドでは、朝のNA方面、夕方のEU方面しか飛ばないことで理解されますが、つまりキモはグレイラインに乗った瞬間です。


伝搬予測と、VOACAPの問題点

以上を念頭に、ではDXアトラスで、おめでたい節分の日のパスを探索してみますと、ベストタイムはただふたつ、





ひとつはブーベの夜明け、1930Zあたり、

そして、




こっちの夜明け22Z、この2点、しかもどちらかは夜、っていうのしかありません。

残念なことに、この時期、JAからでは、双方がグレイラインに乗ったベストタイミング、いはゆる世間一般用語の「グレイラインパス」、ってうのが無いのね。EUや中央アジアには存在するのに。

とすると、夜側には飛ばない14メガ以上のパスはいまいち存在しない、っていう結論が得られます。すなわち勝機は朝の7メガにあるだらう。

で、ここで問題になつてくるのが、例の問題的VOACAPのご神託ですが 、




こちら夜の21~23JST、14メガに太いパスがあるのがわかんねえなあ。夕方から夜の18メガも。

VOACAPで、2月の12Z、14メガ、自分=3エレ、相手=3エレ、100Wで計算させてみますと、



確かに暖かな南半球は真っ赤っかですが、こっちの冬になったら、ブーベ近くのZS6DN/Bは超高感度Farosですら取れてないし、だいたいが近場のVR2/BやVK6RBP/Bですら日没後は取れてないですよ。

これ↓は世界各国のスキマが捕捉したIBPビーコンの状況(マップはブーベ中心)ですが、



どちらかがグレイラインに乗った時、日中側にしか飛んでないですよ。

14メガがベストであると予言されている12Zの図(JA中心、ブーベ島は左下)。



こんなん、こっちの夜からブーベの真昼(現地午後1時)に飛ぶなんて考えられないですが、いはゆる白夜的南極効果でぶっ飛んで行くんでしょうか?


実証実験とその結果

ん~、理論と実情が合わないのも、自称プロパゲーションスタディマンとして気持ち悪いですから、では、お近くの南極、FT8でむやみにアクチブなドイツ南極ステーションDP1POLの飛びを、PSKRからログを引いて、けんきゅうしてみました。

今年の1月19日からの1週間に、DP1POLステーションが捕捉された解析(SH5コンテストアナライザに依る)

http://59925.org/sh5/jf2iwl/2018/2018_dp1pol_one_week_from_jan_19_dp1pol/index.htm

これ1週間・168時間中の6割、96時間がアクティブってどんだけヒマなのかと。


ここで、14メガの、時刻/カントリー内訳を見てみますと、




濃い青は1回だけ捕捉、薄緑になるにつれ捕捉回数は増え、赤は10回以上です。

アジア・オセハニハ各国を子細に見ると、実に味わい深いデータですが、JAについては、やはりこっちの夜明けのグレイライン、21~01Zがベスト、そして日没のグレイライン、09~11Zが続きます、

VOACAP予測の12Z~はさほど良くない、、。やっぱグレイラインパスがいちばんじゃないか!


ここでちょつとタバコを一服・・・

これまでの伝搬予測は通常モードに於いてでしたが、では、よりS/N深度の大きなFT8モードだとどうだろう?、っていうのを見てみます。




これは1月23日の08JST、各国に捕捉されたJAのFT8運用局を噛ませてみたものですが、驚くべきことに、CWやRTTYではありえない、18メガでWの東海岸までも届いていることです。7メガもEUの奥まで飛んでるし。

FT8でキロワット突っ込んでるひとも居ないでしょうから100Wと見て、 通常モードよりも10dB以上もS/N深度がでかい。

、、、これはさんすう計算結果とも符合しますが、、、眺めていると、教科書的な伝搬を無視して真昼のJAから夜のNAへ、あるいは夜のJAから昼間部分にも平気で飛んでます。恐るべき破壊力だ。

ブーベチームに於かれては、FT8の運用は、

FT8 will not be a “primary” mode. We will use this mode when the band dies, or before it opens.

とおっしゃっておられるようですが、だがそれは違う、

5キロ10キロ当たり前の潰し合いの場で、弱弱なATNO局を取るには、SNRの低い局から順にオートマで効率よく取っていくFT8を有効活用しない手は無い。

だからMM運用では、もっぱらFT8に出て、シーケンスを練習させてるんだろう。


==結論==

以上のことから、JAからブーベ島への伝播予測とその対策として、

(1)ごく常識的に考えれば、おそらく7メガがもっとも良い。その場合はチャンスは二度あり、よい子のみなさんが会社に逝かれたこちら側の夜明け後、22Z前後がベターだろう。

(2)14メガは、南極へのパスを見れば、こちらの朝と夕が良さそうだがVOACAP予測と合わず、ハテナ。まあ14メガだから、いつでもパスはあるんだろう。

(3)例外的に夜~夜間のパスが存在する10メガは、その限りではない。

(4)弱小ATNO局のためにFT8モードも盛大に運用する可能性が高いと思われる。その証拠として、3G9A/MMのFT8は皆が出やすい14メガにしか出てない。こちら朝夕の14メガのFT8に勝機がありそう。

(5)ロングパスやSkewedパス、赤道越えパス、南極パス、夜中の28メガなどの裏口入学の方法については知りません。

(6) アンテナが良ければ上記以外のルートは多数あるはずですし、まあ100kWほども突っ込めば、地球上、いつでもどこにでも届くでしょうが。

そして、、、


(7)せっかくコソボがニューになったんだから、ブーベなんて、どえらい苦労してまでやらなくても良いんじゃないすか?


、、、です。 


真冬に毎日早起してアタマに血を上らせて血管切らしたり、怪社をサボってクビになっちゃたりしてちゃ、すっころび本末転倒ですよ旦那。

やれコソボがニューだってんで、大慌てでドパイルこいてて恥づかしくないですか?

DXCCや福沢諭吉などの、タダの紙切れに踊らされて居るようでは人生おぼつきません。知足者富、足るを知る者だけが持ちうる豊穣の富に囲まれて生きたいものですの。


・・・・なほ、この考察と予想は、一介の競馬予想師であるわたくしの、もつぱら個人的な無線技術の興味によつて行つた通信及び技術的研究ですから、

これを真に受けて信じて、「おいこら!外れ馬券やないけえ!!」、お怒りになられても(二重敬語)、いっさいの責任は負へませんので云爾。

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2018/01/25

3G9A/MM ベタンソス号・マリタイムモービルステーションのスキマ捕捉解析途中結果(CWOPS Mini-CWT(2018年1月第4週)

スーパーからもやし・葉ものが消えた!大雪でトラックが来ない・・・JCAST

22日(2018年1月)に首都圏を襲った大雪でトラック輸送が大混乱となり、スーパーやコンビニに商品が届かず、陳列棚が空になる事態も起こった。




図らずもこの大雪でバレてしまったのは一旦有事の際、トウキヨウの食糧は1日すらも保たない、っていう、ボロボロに脆弱なことがあからさまに露呈してしまつたことです。

食糧安保については、こちらド田舎では、雪国の暮らしの知恵、漬物がドッサリあるのでなんとか保ちますが、ダメダメなのは、相も変わらずできない子の安倍くん、、

「国民の命を守るイージス・アショー!」などと意味不明なことをわめき、1兆円ものド高値でアメリカに押し売りされてるようじゃあかんのとちがいますか?

またノコノコと温泉スキー旅行なぞに行ってるまぬけのひとも多数なようですが、こんな時にはあさま山荘よろしく立て籠もり、コンテストにも出ないのが、ゴルゴ13に学ぶ、世界を生きる方法です。


・・・そういうことですので、今回のMini-CWTはCondxも悪そうだしスキマ稼働中だしお休み、

代わりに、毎日やけにアクティブな、マザーシップ・ベタンソス号マリタイムモービル、3G9A/MMステーションが世界各国スキマから捕捉された状況を、RBNの生ログから引いて解析してみました。


世界のスキマが捕捉した3G9A/MMの捕捉解析(SH5コンテストアナライザに依る)

http://59925.org/sh5/jf2iwl/2018/2018_3g9a_mv_betanzos_maritime_mobile_station_skimmer_captured_worldskimmers/index.htm

彼らクルーは根っからのスキモノでして出航直後の19日から出てますが~24日2359Zまでのものです。

捕捉回数は、のべ711回、捕捉したスキマは、60ステーション、







ビッグガンスキマ・OH6BG-#の79回を筆頭に、EU、NA、SAばかりで、わたし含むJAスキマは無し。

クラスタサーチではJA局、けっこうQSOできてるようで、なんかヘン。ひょっとしたら、「スキマに関知されない手法」で運用してるのかも。

ここで特徴的なのは、近いはずなインドのスキマが取っても良いはずなのに取れず、その奥、クラスノヤルクスのR0BB-#スキマがけっこう捕捉していることです。これは上手くグレイライン沿いに乗ってるからかも?

バンド内訳は、




7メガが8割。

1日のアクティビティはこんな感じ(「ブーベ飛びます!」サイトの画像)



上が直近24時間の出方ですが、15mbに引き続いて、17mbも出ました。

左下はW8HCが嵌めてるガーミン時計の位置情報、右下はHamSpotsで見たFT8のアクティビティですが、世界を練習させるためにFT8にも盛んに出ています。

船が進んでこっちに近づいて来てくれたら取れそうですから、このままビームを南に振って、じっとスキマ屋さんをやってます。



==BT==

Mini-CWTの2018年1月第3週の結果ですが、



見事なブーベー。危ぶねえなあ。

遅いCWで出てくるお助けマンのひとり、WA6URY/7J1ABD局が東京からUSリモートで出ていたようですが巡り会えませんでした。

ブーベ捕捉のスキマ運用中なんで、ペディが終わるまではMini-CWTは、ムーミン冬眠です。

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2018/01/24

チリ・XR18PAX記念局とフランシス上人とタバコと悪魔と

――この畜生、何だつて、己の煙草畑を荒らすのだ。

・・・芥川龍之介

といふことで、地球の反対側、チリでは

The Radio Club of Chile will support the communications during Pope visit・・・IARU Reg.2

ポーペが御座るっていふんで特別コール・XR18PAXっていう記念局が開設されたらしいですが、





わざわざチリくんだりまで、何をしに行ったんでしょうか? 和やかな笑顔だが目は決して笑わないフランシス上人。

伝えられているとおり、タバコ、っていうのはその中毒性を布教に活用しようと天主教の伴天連が日本に持ち込んだブツですが、

日本タバコには「桃山」っていう銘柄があるとおり、われわれ焼き物屋にも大いに関連して居りまして、





うちにも、じいさんが美濃で拾ってきた桃山時代の織部焼のキセルがあるわけです。当時のカブキモノはこういうので吸ってました。ヘンな甲冑つけて馬に乗って、まあ現代の暴走族みてえなもんだ。

これ、ロクロは抜群に上手いのですが、欠けが無かったら高く売れたのに残念。

で、今はタバコ、ヒステリーの百合っぺが全面禁煙などギャーギャー騒いでますけど、じゃあその代わりに何が来るの?、っていうと渋谷センター街で売ってるやつです。

実はこれもキリシタン関連なんで、フランシス上人が南米に行ったっていうのはそのカラミだと思いますが恐ろしいことで。

わたくしは藝術家であり、そのへんの会議やってるだけが仕事なビジネスパースンの人らとは違う、きはめて高度にクリエイティヴかつ高踏的な仕事をして居るのでタバコは吸いますが、




すべからくクリエイターとは、こうでなくちゃいけないね。ネジリ鉢巻、耳にはタバコ。 タバコ吸わない奴には心の余裕が無いな。

・・・以前に色々伺ったには、JT本部のひともたいそう心配していましたが、じつはそんなに害の無いタバコを忌み嫌うことによって、タバコより恐ろしい悪魔が来る、いやすでに来ている、、、

そのことを解ってなくてタバコを嫌うひとが多数なんですけど、たいへん憂へる事態になつてきまひた。こちら岐阜には倉庫内に1万本規模、25億円相当の大規模な栽培所もありましたし。

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2018/01/23

いま、南極圏がアツイ!!ドイツ南極基地DP0GVNのWSPR追っかけとブーベ雪原におけるシャック構想について

最強寒波 再び 1か月予報・・・日本気象協会



こらこら、「再び最強」って、いったい年に何回の最強があるんだよ?、っていう話ですが、今回の現象は単に、「強い寒気が太平洋側にも流れ込んで関東平野にも雪が降った」、

ただそれだけのことを、「最強寒波」などとインフレ用語を使って人口の多い都市部にアッピール、

炎上商法せねばならないところに、明日の天気も当てられない気象関連予算獲得の哀れな必死の努力がうかがわれ、われわれの涙を誘うわけですが、

そういったこともあってか、今はブーベなども含めた南極・極地方面がナウイようで、こんなニューズが。


Permanent WSPR beacon in Antarctica Now on the Air・・・QRZ.ニャウ

The DP0GVN WSPR now is in operation from the German Neumayer III Research Station of the Alfred Wegener Institute for Polar and Marine Research.





これ、ドイツ・バウハウス系デザインのなかでも、もっとも洗練されたやつだ。じつに美しいゲイルグ・フォン・ノイマイヤー基地。

ではその生活のようすを見てみます。




住環境良さそう。でも1億円呉れるって言われてもぜったいに行かない。

このやうに世界各国、サンダーバードみたいなカッコイイ南極基地だといふのに、カネが無いので、未だに情けない焼け跡バラックの飯場みてえな、われらが日本の極地研・昭和基地が涙を誘います。


で、WSPRネットで見ますとDP0GVNステーション、さっそくEUやNAに捕捉されているようなので、寝ていたPCを起こし、ビームを南に振って追っかけ開始!!

、、も、



24時間寝かせても、極東からだとこの程度。

この南極追っかけプロジェクトは、かつてJT65でアクティブに出ていたが、他局に被されて横取りされてQSOできず、無念に終わった同基地のDP1POLの雪辱なんですけど、いまはいまいちパスが無い。現在、ヒマこいててFT8でもアクチブなようですが。

そんなよなことで、



昨年にダンシャリっって俗世間から脱したはずが、スキマは2台立ち上げてベタンソス号3G9A/MMは追っかけなあかんし、「飛びます!ブーベサイト」の運用やHFドップラ受信でPCまみれ、

現在のPC画面は約13ヶ、部屋はドシャメシャ、自分ちに自分の居場所が無くなって、生きている粗大ゴミ状態で居ります。


・・・いっぽう、毎時12クノットのゴッドスピードで疾走する、むやみに/MMでヒマそうな、あちらブーベシャックの妄想図ですが、





こんな豪華アンテナファーム建てちゃって。

しかもEMEまでやるとか、盛りすぎじゃないの?

たしかに岩場よりは雪原のほうが良いのは解りますが、周囲に何もない吹きっ晒し。暴風とか雪崩とかクレバスとか危ねえんじゃないの?

いったいこれだけ運ぶのに何往復するんでしょうか? 天候に依ってはヘリが飛ばないかもー。


「いちおう行ってはみたものの、命が危険でしたのでやむなく変更しました」って言えば誰も文句なんか言わんでしょうが。寒ければ、豪華蟹工船・ベタンソス号からやってもええのよ。

私もわざわざ巻き添えを食らいにいってますが、いい歳こいた連中がワーギャー騒いでる、こんなブーベはとっとと終わってもらって、とっとと暖かなおうちに帰ってもらって、

こっちもとっとと、穏やかなふつうの生活に戻りたいことですの。

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