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2018/09/06

結局使えなかった時代遅れのD-Starにおける、次世代・短波帯D-Star構想について

いまから7年前、2011年の2月22日にニュージーランド・カンタベリーで大地震が発生したその20日後に東北で大震災、

そして、


ロンボク島で再び地震、少なくとも91人死亡 インドネシア・・・BBC

8月6日に南半球のインドネシアで大地震があったのなら、同じくひと月後に逆側の日本で大地震が発生すること、だいたいわかったのではないかと思われます。


いま北海道で全戸が停電という事態において、非常通信にも使えるというはずであったD-Starは使えませんでした。

なんとなれば、




K6UDA、Bobおじさんがビデオで述べているとおり、日本発の世界標準を謳い文句のD-Starは溶解してしまいオープン化、 

D-Starやワイヤーズハンディのアンテナは個人的アクセスポイントに限りなく近づいてゼロになり、実質的に、単なるケーブル有線通信インターネットになってしまったからです。


ならば電源喪失した現在、誰が助けてくれるかまったくあてにならないアマチュア無線なんか使わない、同じインターネットならLINEやツイッタで連絡しあったほうが良いに決まっています。 

貴重な電源はハンディトランシーバなんかには使わない、スマホのバッテリを温存しておくのが最優先事項でしょう。


他方、くだんの関西7043kHz非常通信チームは北海道に対して盛んに呼びかけを行っているようですが、被災地は停電し、たいへんな騒ぎになっているのにリアルタイムに返答できるわけが無いのであって、なにをやっているのかと。


・・・過去を振り返れば、

(pdf) 「新春座談会」 いよいよ動き出す D-STAR - JARLニュース(2004年 1/2月号)

関西デジタル通信フォーラムや世代通信委員会などといったかたがたが15年前に策定したD-Star VUデジタル通信網は、21世紀の大災害時代においてはまったく時代遅れになったことが判明しました。 





アシスト局ったって、現代の広域災害において、見通し外通信のできないUHF周波数帯でどれだけの数のアシストが必要なのかと。 


ならばわれわれアマチュアが災害時に貢献できるとすれば、短波帯を使った、遠くに届く、最低限の全国的アマチュア無線・分散型Eメールシステム・Winlinkの構築にしかないという結論に、またしても導かれます。

Eメールなら誰かに託して投げておけば良いだけですし、リアルタイムに応答しなくてもインターネット、または無線用Winlinkアプリのメールボックスに入っていたら受信・返信できるのですから。


そして被災地のかたがたがFT-817の5ワットとロングワイヤアンテナの極限状況で発信した緊急Eメールを受け取るのはここです。





ならやま50メートルクランクアップタワーに装備されたJA3FA、超ゲイン7メガフルサイズ4エレスタック。

中部では、不肖わたくしも、





アンテナはダイポールながら、アイコム社のヘビーデューティリグ・IC-7200で常時待機、100ワットにブーストしてリレーすることも可能です。


アイコム様におかれては、OFDMテクノロジーのPACTOR・Winlinkを日本語化した第2世代短波帯狭帯域D-Starを作っていただければ、アマチュア無線の社会的意義も増そうというものですし、ご自身のHF無線機の売り上げも上がるのではないでしょうか。


いま、JARLでは最新のお知らせ、








いまどき430メガのレピータなんか募集してもしかたない、21世紀にますます躍進するのは天空を駆ける短波帯です。

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