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2018/09/10

FT8クラスタを用いた、9バンド同時に聴く ラクラクDXCC&WASアワードハンティング法

どうもちかごろFT8の過熱のヒートアップますます著しく、各方面で問題になっているらしい、いろいろトラブルが多いらしい。

ひとつの大きな理由として、効率と生産性が上がっていないのではないか? 安倍政権における日本の喫緊の課題とかいうの。


参考:世界各国の生産性順位、推移表






たしかにJT-AlertなどのツールでNewは判別できますが、多バンド同時リッスンして効率よくゲットなされているかたは少ないのではないでしょうか?

ふつうのモードではコンテストやDXにクラスタを使っているのにFT8では使われていないふうに見えますがなぜでしょう? 

せっかく今はRBNもFT8扱ってるにもかかわらず、自分のローカルウインドウだけ、しかもシングルバンドでしか見てないのだったらもったいない話です。


現代はクラウドの時代です。

ですのでこの項では、クラウド的FT8クラスタを用いた1.9メガから~28メガまで9バンド同時受信して効率よくDXCCやWASアワードなどをゲットする方法をば提案いたします。

*なほ、わたくしは他人のひとに親切に解りやすく説明するのがものすごく面倒でおっくうで不親切でヘタなので、以下の記述は全然おぼついていないのでよろしくお願いします。




・・・用意するものは

(1)インターネット回線とコンピュータ 
これがないと始まらない。

(2)VE7CC、Leeおじさん開発のナイス解りやすいクラスタクライアント・CCUser 
ダウンロードと説明はこちらから。http://www.bcdxc.org/ve7cc/

(3)Logger32などの海外製ロガー 
これはHRDなどFT8と親和性の高いもののほうがベターだと思いますが、とにかくDXスポットウインドウがあって、自分のバンドニューであるとかモードニューであるとか即座に解るもの。 ターボハムログなぞ使っているようでは人生おぼつきません。

(4)WSJT-XとかJTDXとかのFT8エンジン


この4ヶが用意できましたならば準備完了です。

まず、CCUserに自分のログインコールサインなど設定して、Config~Telnet設定のところで新たなTelnetプロファイルを作ります。

FT8クラスタのノードはいろいろありますが、さしあたりLeeおじさんのやってるFT8クラスタ=ve7cc.net  port=7400番で。 ノードの名前は「FT8」とかなんとかにしておけば良いでせう。 Settingタブでは□Skimmer部分にチェックしておきます。

コネクトに成功しますと、全世界の局がオートマでPSKRに送った全バンドのレポートがドバー!! 流れて収拾が付かなくなるのでとりあえずJA局が捕捉して上げたのだけにフィルタ、




CountryタブのSpotter Ctyの「JA」にチェック入れてPassにしてTell Clusterであっちにお知らせします。

次、同じカントリーであるJA局見ててもタダのゴミデータなので、




今度は止まれの赤信号、同じタブで、DX CountryのJAをRejectしてTellして弾きます。

ここではFT8が目的なので、Band/Keyタブにて、「FT8」という言葉をPassにしておけばCWやRTTYなどのデータは表示されなくなり、他方、JA3SWL局などが手動で上げた「FT8 CQ JA」などのスッポトもバッチリ表示されるかもしれません。 



ほか、周波数タブやアメリカの州=Stateタブ、バンドタブなどにおいて、PassとRejectがGUIで自在にできますから、たとえば、「1.8メガでJAが上げたブーベ3Y0/Bのみを表示」といった、自分の生涯でぜったいに出なさそうなフィルタで気長なDXCCを楽しむこともできます。

CCUserはメールでお知らせもできるので、「持ってないカントリーや州」だけにフィルタして、スマホにアラートを流しても良いかもしれません。 


ここまで設定するとやっとで、





表示がゆっくりになって落ち着きます(上の画面は「JA局が上げた、JA以外の局だけ」にフィルタしたもの)。

色分けはバンドで、14メガは青で21メガはグリーンとかそういうふう。慣れてくると、誰がどの程度のSNRで捕捉しているか、また色彩だけでCondxも知れます。


・・・次、 フィルタ設定したCCUserのスポットをLogger32やHRDなどのログソフトに取り込みます。

CCUserには他のポートにスポットを流せる機能がありましてConfig~Port/Logging Programメニューに行きますと、






こんなよなウインドウが出現するので、真ん中のロギングプログラムコネクションで、適当なポート番号を入れてTelnetをEnableしてApply、

次はロガーのTelnet設定で、





CCUserを動作させているPCのIPアドレスをリモホ欄に記入、先ほどCCUserで設定したポート番号を入れて走らせてやれば勝手にCCUserにログインしてロガー上で動き始めます。

CCUserの情報をLogger32で表示させたようす。




自分のQSO/cfmデータを元に、青はバンドニューで黄色は未コンファームとか色分けの区別があるんでしょうたぶん。

表ではバンド分けがいまいち解らないということであれば、






マルチバンドマップを出現させて解りやすくすれば良いでしょうが。 

表でもバンドマップでも、欲しい局をクリックすれば即座にその場所にリグが飛びます。ただしFT8では正確なQRG周波数は出ませんが。


ここでの問題は、精選されたロガーから1クリで飛ぶのにどうやってリグにQSY命令を与えるかというのでして、リグのひとつのCATはWSJT-Xで使用されているのでCATがもうひとつ必要です。

ヤエス以外(?)の現在のリグはケツからふたつのCATが出ているはずなのでそれらを割り振る、あるいはVSPE使うか。  

ともあれいろいろ解決してやると、





気が狂っている図。

これはFT8ではなくて、4年前のロシアF1開催記念祭りの追っかけのときのですが、気が触れていたのですね。

この写真ではRTTYを3つのデコーダで同時受信させて多数決していますが、FT8でも同様、JTDXとWSJT-Xを同時になど、複眼で見るが良いでしょう。





NHKの教育的番組に言うところの、「肉眼」、「時間の目」、「拡大の目」、「透視の目」、 最低4PCで四つの目で見たいものです。


・・・けだし、ここまで長々と書いてきますとFT8なんて手を出さすにホントに良かったと心の底から安堵して居ります。

年がら年中コンピュータに追われなんていうの、21世紀の文明時代の人間の生活じゃない。


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9月11日追記:


VE7CC局のFT8クラスタではおそらく、「PSKRに上げられたFT8のみ」を扱っているようです。

ほか同じくFT8のみを扱うノードはRBNの telnet.reversebeacon.net port=7001(ただしスポッターはスキマ局のみ)

MSK144やJT65なども含め盛大にやらかしているのはPSKRドイッチェを率いるDL9GTB/DK1MAX局の dm4x.ddns.net port=8500 です。

上記ふたつはCCクラスタではないので、残念ながらCCUserでは見えませんが。

参考:RBNブログ FT8 Announcement To: All RBN Node-Ops and Users

DK1MAX局のQRZ.comページ https://www.qrz.com/db/DK1MAX
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