貫之は下手な歌よみにて『古今集』はくだらぬ集に有之候。・・・正岡子規
・・・あんまりな決めつけだ!! きの氏は1200年以上も前からの、うちの大恩人なのに、、。
っていうことで現在各所で話題のローバンド拡大推進協会ですが、そのURLが、
http://newjarl.com/
ってニュージャールってまだやってたのか。。
(
追記:上記リンクは、ボケじいさんの繰り言になってました。新しいURLはその名も
http://low-band.com/
老骨にムチ打つて奮迅尽力なさるその姿勢には頭が下がりますが、推進協会の『協力会員』になるほど無線もやってないので、この場で意見を書いておきます。
まず、おっしゃるには、
「ローバンドの周波数を広げたい」と。ですが、図面も図式もない、長ダラダラな文章だけではまったく訴求力が無いですよ。
ではここで80~75mbの割当図を見てみますと、
たしかにコマギレではあり、とくに3599、3791kHz問題っていうのがあります。
ですが、おっしゃるとおりの、
「厳しい免許制度での再開はやむを得ない」条件のもと、先達のかたがたの努力のおかげで順次増加し、
だがしかし、言い分が、
「ローバンドの周波数は少しずつ拡大されては来ましたが、依然として世界標準には遠くおよびません。」
っておっしゃいますが、これだけ増えたら御の字じゃないすかねえ?ムシがよすぎる気がしますが。
あとは箇条書で手短に言いますと、
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(言い分1) 日本の160mバンドは1810~1825kHzおよび1907.5~1912.5kHzという非情に狭い範囲に押し込められており~また最近急成長のデジタルモードにおいても国際的なバンドプランである1840kHzには出ることができず非情に(ママ)
困難な交信を強いられています。
(回答1)たとえばWWDXコンテストにおけるKH7XやCN2Rステーション、あるいはDXペディのように、マナー皆無の耳絶無、トロクサイよなJAとやりたくないのでワザとJAバンドを外して出てくるDX局が多く存在します。
まずはJAのDXサーさん自らがまともなオペを心がけてください、そしてオフバンドで呼ばないでください。
(言い分2)無線通信において周波数の確保は最重要事項で、いかなる業務でも一度免許された周波数は既得権として使用頻度や採算性を度外視してでも維持しようとするものです。
(回答2)その業務上の既得権だとおっしゃる使用頻度や採算性について、じゃあアマチュア業務さん自身はどうなのか、
頻度よく電波資源の採算的にちゃんと使いこなせているのか? 定量的に評価・比較検討してから言ってください。
(言い分3)まず最初の作業として、今なお免許上「官公庁の無線局が多数占有しているローバンド」の実態調査を行います。その調査を踏まえ全国の意見として集大成しようとするものです。
(回答3)その官公庁とやらの、免許上でムダに多数占有と思われているローバンドは、まんいちの非常の際、あるいは国家戦略のために、ぢっと黙って保持しているのかもしれないですよ。
そのことがスペアナやSDR等を用いた「実態調査」とかいうので解るのですか?その論拠を述べてください。
(言い分4)1800~1850kHz及び3500~3850kHzの間でアマチュア局以外に実際にどのような局(電波型式を問わず、業務通信や不法電波)が運用されているのか、人海戦術で手分けして一定期間、全国規模でバンドの実態調査を行います。
(回答4)スジとしては、拡張より先に、まず順番は自分らアマチュアバンド内のクリーン化でしょうが。
ジャミングの発射場所を三角測量や現地潜入等の手法で正確に特定し、日本国政府と国際機関を通じて咎め、発射を止めさせ、
また、アマチュア業務における違法局・オーバーパワー局も全国規模の人海戦術にて瞬時に特定、即座に総務省に違反報告するなど、厳正かつ厳格な活動を行つてからやってください。
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こちら岐阜のバクダン、電波オークションや暮れの年賀状押売りで忙しい、シロウトさんの相手なんかやってられない学級総務委員の聖子ちゃんに代わってのお答えは以上です。
脚下照顧の戒めもあり、子規居士の、曰く、
・・・くだらぬ歌書ばかり見てをつては容易に自己の迷を醒ましがたく、見る所狭ければ自分の汽車の動くのを知らで、隣の汽車が動くやうに覚ゆる者に御座候。不尽。(明治三十一年二月十四日)
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12月27日追記
その後の推進協会のやりくちがあまりにムチャクチャなので、別記事にて追記しました。
ローバンド拡大促進協会に署名してはいけない
https://jf2iwl.blogspot.jp/2017/12/blog-post_27.html
いい歳こいたひとたちがなにやってんだか。
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