カムバックハムにあたっての目的を非常通信とし、軍用リグIC-7200やWinlink非常通信システムの用意を始めてからひと月あまり、
イヤな予感が当たってしまい、地震や灼熱、大雨や異常台風などで大きな被害が出てしまいました。
これは今年だけのことではなくて、今後毎年起こりえることです。
こういったシビヤな状況下ではDXCCやコンテストなどといった高級な遊びはできなくなる、タワーや八木アンテナなどの高級な設備は使えなくなる。
このことを予想して全部ダンシャリ始末のち、現在はいちおう共振的4バンド・センター給電フルサイズダイポールなんていうアンテナを上げていますが、それすら飛ばされて使えなくなる恐れが充分にあります。
そういうときには極限状況下で生き延びる術を見倣うべきで、用意すべきはこのアンテナです。
砂漠の国オーストラリア、Bushcomm社のRanger HF-1、短波帯ブロードバンドエンドフェッドアンテナ。
よくあるブロードバンドアンテナなんでしょう、
できることならベトナムアメリカ軍みたいにコリンズ208に任意長ロングワイヤ+終端抵抗を噛まして10キロワットくらいも出したいところですが、アマチュアさんとしてはベアフットが分相応です。
木に引っ掛けて、アンテナ高さは1メートルほども持ち上げておけば良い、長さは結構あるのでまあまあ飛びそう、最低限の通信の確保はできそうです。
さらに緊急事態になって砂漠の中でエンストしたりの生きるか死ぬかの瀬戸際には、
ジープから1/4λのワイヤを放り投げて助けを求める。
VKにはVK何とかいう緊急的8メガの周波数が用意されているのですね。
・・・いままでは日本は、優しい自然に囲まれた、比較的穏やかな気候の国であると言われてきましたがこれからは違います。
一方ではボルネオ島のような熱帯雨林気候となり、他方ではパキスタンみたいな砂漠気候になる。雪は5メートルも積もり、竜巻が頻発するムチャ気候になります。
「猛烈」や「異例」、「激甚」といったインフレ形容詞は意味をなさなくなり、日本固有の文化であった気象小咄、
福井敏雄を嚆矢とする、花が咲いたとかじぇんしぇんとか二十四節気とか、気象を面白く解りやすくエンタメなどといふ余裕はまったく無くなり、再び、緊迫したNHK男性アナウンサーの無機質な声に置き換わります。
思へば福井のおっちゃんは今を見ずに亡くなっていて幸せであつた。
将来を展望すると、心構えだけでも毎日を非常事態と心得ておきたいものです。
まずは今あるアンテナを全部撤去することから始めるが良いでしょうな。 あんなものは台風や雪のたびにヒヤヒヤと神経使うだけの邪魔な物体でしかない。
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