先に開催された、春を占うBARTG RTTY SPRINTの捕捉解析結果を出しました。(SH5コンテストアナライザに依る。自分スキマだけでは少なすぎるのでJAのRTTYスキマ局の合算です)
http://59925.org/sh5/jf2iwl/2018/2018_bartg_rtty_sprint_jaskimmers/index.htm
バンド内訳
もはや28メガはおろか21メガも使えない、っていうのは充分にわかってたことでした。
見たかったのは、ますます盛んなFT8モードの影響であり、一昨年の解析結果
http://59925.org/sh5/jf2iwl/2016/2016_bartg_sprint_ja_skimmers/index.htm
「ユニーク数」(これは=~参加人数と見て良いでしょう)を比較すると、2016年が508局に対して、2018年は234局とガックシ半減しています。
むろんこれはCondx低下の影響もでかいですが、FT8モードの台頭のほうが、より大きな理由と考えられます。
というのは、 一時的にRTTYスキマを再開して気付いたには、いまやCQ出してる局がほとんど居ないので、、
また、
飛びます!FT8ページを作成し、眺めていてつくづく感慨深いのは、「必要パワーが十分の一以下になり、さらにバンドがひとつ上がった」、っていうことです。
もちろん弱肉強食のF1レースですからERP競争ですよ。
アマチュア局とはCQ誌に書いてあるような「微弱通信局」では御座いません。「負けこけて飛ばない!」、とお嘆きのかたに於かれては、パワーを10倍上げるかアンテナゲインを10倍上げるように。
・・・つまり2018年はRTTY=ラジオテレタイプ(無線電磁的印刷なんとか通信)としてのF1B(ふつうに言うところの二値FSK)モードが伝統工藝(=生存するのに必須ではないもの)になった年と言えます。
伝統工藝の例。
これからはF1Bモードは歌舞伎や大相撲のような伝統芸能として、コンテストの土俵でオペのテクを競ったり、SO2Rやアンテナなどのシステム構築に楽しみを見いだすことになるのでしょう。
実際、ただいま開催中のWPX RTTYはたいそう賑やかです。マウスひとつで出来るんで。
そしてFT8のことを、「オートマチックロボットじゃ面白くもない!」、っていうかたも多数居られるようですがそうではない。逆にチャレンジングになったのであって、いま課題の若者育成に最適です。
7月のWRTC2018では、おそらくOH2BHから、「FT8・人工知能でどんだけできるか?世界大学選手権」の開催が発議され、
各大学の、よい子の精鋭たちが、カリカリにチューンした6マルチWSJT-X改を勝手に開発、
ネタ職人がハードウエア8値FSKキーヤ作ったりして、いよいよアマチュア無線界でも世界の人工知能スパコンが相まみえることになります。
WSPR.netのデータ処理に、おれにもツバメ使わせろ!!
たかだか10億行程度なんか、カップヌードルを待ってる間で終わるのにねえ。
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