これは世間迷惑なコジキ、山頭火が自身のゴミ屋敷を整理整頓するのにホトホト途方に暮れて、ちゃぶ台の上も散らかしてそのままに出奔した、っていう情景を大沢誉志幸が歌ったものですが、その通りに、
爆発五郎。
こんなもんダンシャリのごく一部ですからね。いったいどれだけのブツが圧縮ZIPされていたのかと。
ほんの小さな段ボールでも、開けた瞬間、8畳間いっぱいにベクトル場がダイバージェンスします。浦島太郎かよ。
とにかく捨てまくりました。新品の同軸ケーブルつったって残り7mほどしか無いでは売りもならない、しかたない。捨て。
まだまだ前途多難ですが、すでに不燃ゴミ袋が5杯、紙ゴミが3杯、、、で、ゴミ袋が重いよう。
ここで一心不乱に捨ててハタと気がつくには、これらはすべて森林であるといふことです。
具体的には炭素=Cなんですけど、金銀銅、鉄アルミ、亜鉛スズ、そして紙、デンキもか。
わたくしとても、末席で卒業とはいえカナモノ専攻の身だ、
大学時代、もののけ姫でもやらかしていたといふ原始タタラ製鉄も実際にやってエライ目にあったこともありますが、砂鉄から、わずかな鉄へ還元するのに必要な半端ない量の炭、
まー、ヤキモノもそうなんですけど、山が雨風で削られ下に流れた粘土をまた上に持ち上げて、大量の薪を燃やして再び石に戻す、、、
熱力学エントロピーの法則に逆らって纏め直すにはエネルギーが必要なのはあたりまえなんで、あっという間にハゲ山になります。
そりゃ山を荒らすってんで下の百姓衆には嫌われるよねえ。まあプラスチックの原料である石油にせよ森林にせよ、コメや野菜や豚コマギレ肉にせよ、原料は全部太陽であり、
だから山頭火の詠んだ、自分のゴミ屋敷を「青い山」と形容するのはきわめて正しいのですが、一体全体、わずか8畳間ほどの空間に対してどれだけの森林が使われているのか?
・・・考えると気が遠くなりますが、ことしも向かいの山では真っ白なコブシが咲きました。
で?
森林環境税 1人最大1000円 個人住民税に上乗せ 政府・与党検討・・・みゃーにちしんぶん
無事、不倫騒動の汚名を雪いだワタナベケンの顔見世も終わったNHK大河ドラマ・サイゴーのオープニングでは、政府の方針通り、西郷が森の中で木に手を当て森林問題に懊悩するシーンが4秒ほど映りますが、基本、
キコリとか林業屋ってロクなの居ないんで、山の無い東京23区や逢坂のひとたちは森林税の全員一律課税には断固反対するように。
うちも大叔父、叔父、ふたり、営林署だったけど、権威をカサに着た中身は空っぽ、さもしい俗吏の奴で、ろくなもんじゃなかったね。
ぼくたち99パーが森林なド山奥の飛騨は、森林環境税でカネがウハウハ入るだけだから良いですが。
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