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2018/07/04
原音ピュアハイファイSSBは存在するのか? についての果てしない考察 (カムバックハムへの道 第4弾)
・・・無いです。
世にはPSNとかプリディストーション、あるいは光デジタルやリボンマイクなど、 まあ趣味の世界ですからあれこれ言うつもりも無いですが、一介の科学者として、科学的に存在しないことだけは述べておきたい。
RF通信、=~見通し外の電波伝搬通信とすると、ハイバンドのEスポやスキャッタ、EMEなどでフラッタやエコーしていることはよく見られる現象ですが、3.5メガの素直なF層反射であってもダメなんですなこれが。
これは飛んでる電波を直接スペアナで見るとよく解ります。
たとえば700km離れた5メガのソウル気象台放送を、縦軸プラマイ7.5ヘルツの、横軸=時間で見てみると、
パイ生地みたいなザラザラの、何層もの皮に乱反射して、AM波キャリアのシングルトーンなのにムチャクチャに発散しまくり。まるで砂嵐のようです。
このときイオノグラムは正常、教科書通りのきれいなF層伝搬でした。
こんなんじゃとてもじゃないけど字義通りのHi-Fi=(ハイファイ)=High Fidelity=(高忠実度、高再現性)とは言えないでしょうが。
自分ローカルでモニタしていてもわからない、アマチュア無線の逃れられない宿命です。ムダです。
で、自称ハイファイSSBのかたを見て居りますと、実はハイファイ=高忠実度ですらなく、「自分の好きな音」、「自分に酔っているだけの音」になっていて、何とも言えない聞きにくさ、臭みがある、、
無線用語の「RS」で言うところのもっとも重要な「R」=リーダビリティ=了解度=「相手への思いやり」が無いふうに思えます。本末転倒っていうやつです。
はっきり言うと、おっさんの声をハイファイでなんか聞きたくねーよ!!
このようにアマチュア無線のハイファイは理論上成り立たないのですから、良い音のSSBを実現する手としては、「RS」のうち「S」をグワーン!と上げてやる、
カナマチのおっちゃんみたいにパワーでお届けする、
いまどき国産のKL-1ごときではチャラいので、ハイファイの本場、コリンズのHF-8022、
あるいはホワイトの筐体がお好きなら208U-10Aを4CX1万5千改など、20キロワットクラスのリニアをごく軽く、5キロワットくらいで使うが良いでしょう。
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